2014/05/29

メロン 初めてのテント栽培失敗

とにかく地温と栽培温度を上げて早く成長させるのがコツ、というのが過去何回かの失敗経験からの教訓。
結実はしても、9月のスイカでは食指が鈍ります。
お盆頃会いに来てくれたおチビさんたちが帰った後にマクワウリをどっさり収穫・・だったのです。

そこで今年はスイカ、プリンスメロン、マクワウリを成功させようと決心し、メロン、マクワの種蒔きをし、ポリフルム、固定用ピン、テント用のビニール、フレーム(これは今までのを使用)を用意し、西瓜の苗を購入しました。

まずはスイカです。
苗は接木の大玉と中玉で、本葉がたくさん付いていたのですぐに植え付け可能です。

栽培畝に黒いポリでマルチングをし、フィルムの4辺をしっかりとピンで固定。
植え位置に穴を開けて、さぁ植えるぞ!

直径6cm程の穴に移植ゴテでサクサクしても思うようには穴になりません。
あぁ、フィルムを固定する前に土を掘っておくべきだった。

まぁ何とか植えつけて、水遣りをし、アーチ状のフレームを2本交差させてビニールを張り、ビニールの4辺に土を乗せて固定。

出来上がり。
これが5月17日。

翌日水遣りに行くとテントの中は水滴が充満しています。
暑くないかなぁ、と思いながらもとにかく温度をあげなくちゃ、と苗が元気なことを確認していいことに。


予定通りぐんぐん伸びていきました。

次はマクワとメロンです。
発芽後マクワはまだ25日で本葉が2枚くらい。メロンは30日経っていますが本葉はやはり多いものでも3枚ほど。

どちらも定植にはまだ小さいと思いながらも「一日も早く地に植えて大きくしたい」と気が逸り、27日にスイカと同様に設備して植えつけました。

翌日。
あっ、あっ、あっ、枯れている~~!


植え方が雑で、水が上がらなかったかナ?
それにしても植えた4株が全部?

枯れてしまったものは仕方がない。まだ苗があるからやり直そう、と気をとりもどしてまた別苗を植えました。

28日朝、水遣りに行くと・・
ショック!また枯れている~~・・・

呆然と立ち尽くすこと数分。
原因は何?

パソコンにしがみついて調べました。
通り一辺のやり方しかヒットしません。
育苗期はトンネルやテントで保温し・・云々

しつこく調べていくうちにどこかのページの何気ない一行に「トンネル内の温度は28度を超えないようにする・・・」のことばが。
これだ!

西瓜のテントをめくった際にモワッと熱気が出て、さすがに上がっていると「感心」したのですが、
感心している場合じゃなかったのです。

温度計を差し込んでみると、曇りの11時頃で44度。
わぁー、暑すぎる。

西瓜を植えつけたときはまだそれ程の気温ではなく、苗もしっかりしていたので保温措置によって今日まで順調に生育できたのでしょう。

それが昨日(28日)は気温が急上昇。
あちこちで夏日を記録したそうです。

よりによって真夏日にビニール内に閉じ込めたのです。

で、狭いテントに閉じ込められた小さな苗は、たちまち命を絶たれてしまった・・・
というのがおそらく正解でしょう。

苗がポットにあるときに保温して大きくしてしまう、ということのようです。
今頃テントに入れたら、そりゃぁもう暑くて、とくにまだ赤ん坊じゃ・・。

何ということでしょう(泣)。


急いで西瓜もテントの裾を持ち上げて換気しました。
ホッ、間に合った。



今日は朝から200mほど先の畑への坂道を行ったり来たりと4報復。
いい経験といい運動になりました。


大失敗の体験をしてみて、あぁ、そういうことなのか!とようやく胸に落ちるのです。
聞いただけ、読んだだけじゃなかなか自分のものにならないんですね。

殊に、素人には難しいとされているものを栽培するには表面的な知識や浅い経験ではとても足りません。
気を落とさずに、躓きながらコツコツと進まねば!

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