2012/07/26

冷凍ダイコン-畑に残った大根で

春に蒔いた大根をトウが立つ前に消費しきれないので、収穫して保存しようと、その方法をあれこれ考えました。

一般的には野菜の長期保存としては
・干す
・漬ける
・冷凍
の方法があるようです。

「干す」は、天日を使うには季節を選らばなくては上手く出来ません。
今のような湿気の多い季節は、いくら温度が高くても完全な乾燥は出来ず、保存中にかびてしまいますから、これはダメ。

「漬ける」は、長期保存するには強い塩をするか冷蔵庫で保存するかということに。
塩抜きは苦手。
冷蔵庫はうちの場合大量には入らない。

結局「冷凍」方法しかありません。
大根を冷凍した経験はなく、あまり聞いたこともないのでできるだろうかと疑問でした。

大根は水分が多いから、そのままでは多分だめなので、何らか加工してから凍結したらいいのではと、考えました。

3種類の冷凍を試し、解凍して食べてみました。

A おろしにしたものを、出た水といっしょにポリ袋に入れて冷凍
B 厚めの輪切りにして柔らかく茹で、大根だけをポリ袋に入れてバキュームして冷凍
C 薄くスライスして甘酢漬けにしてから、味の付いた大根だけを冷凍

写真はBの凍結前の状態です。


上記を3~4日凍結した後に、自然解凍して食べてみました。
結果は
A 生と全く変りなし
B 大根がより柔らかくなって食べやすい。しかし解凍時にドリップが出てしまう。
C 生より柔らかくなり美味しく感じられる

ということで、どれも冷凍保存可能と判断しました。

Aのおろし大根は、薬味用にするには四角く区切りのある製氷皿でキューブ状に凍らせれば、少量ずつ解凍できるので便利です。

Bについては
今回は解凍したものをそのまま田楽味噌をつけて食べ、これはこれで夏のお料理として良かったのですが

・味を付けてから冷凍する
・自然解凍ではなく、温めた煮汁の中に凍ったまま入れて煮込む
・茹で汁も一緒に凍らせておく
などの方法でより美味しく食べられそうに思います。

おろしや漬物は袋ごとの流水解凍も大丈夫なので、すぐに間に合います。
また茹でてから冷凍したものは、おでんのときに短時間で調理できて便利ではと思うのです。

これでせっかくの大根を無駄にせずに食べられそうです。

秋大根の収穫まで(まだ種蒔きすらしていません)は、だいぶ間があります。
その間、この冷凍大根が活躍してくれそうです。

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