かつて戸田村といわれた地方の隅っこに、あえて望んで住み着きました。自然がいっぱいのとても不便なところです。 人生もはや晩年と言われるところまできていますが、田舎暮らしはここに始まったことではないので、これまでの豊富な(?)経験を活かしながら、楽しみをプラスして、海を眺めながら土と戯れて、不便さをも楽しんでどこまでできるか・・・有りのままを発信していきます。
2012/01/30
果樹の剪定を学ぶ
東部農林事務所主催の「農の匠塾」
今回で何回目だったか忘れましたが、今年初めての講座です。
寒い時期なので、今回は理論のお勉強は室内でした。
ちょっと遅刻気味だった私は、そっと入室して上座のテーブルの上のものを見て驚きました。
見慣れないものでしたが、明らかに説明用の模型だとわかりました。
ここまでして!という驚きです。
と同時に匠山本氏の気合の入れ方に、正直ドギモを抜かれました。
直感通りに氏の手作り、オリジナルです。
これは真剣に聞かなくては・・・
成りもの(果樹)って、庭があれば何か植えたいものです。
新しい品種もいっぱいあり、DMの写真に見入っていると自分にも簡単に作れそうな錯覚を起し、つい何本かの苗木を買ってしまいます。安くはないのに。
それがちゃんと育って、いい実がとれている・・っていうのはあまり聞きません。
できるとしたら(失礼ながら)結局どこにでもある果樹だけ、と言うのが大方の結果ですよね。
ご多分に漏れず、うちでも。過去に何本高価な苗木を買ったことでしょう。
結実しないうちに引っ越してしまって、ということもありましたけど、だいたい実を見る前に木がなくなっています。
だから私の場合は、剪定以前に、木を育てることから勉強しなくてはならないのです。
が、剪定は木を育てるためのものでもある、ということです。
今ある一年生、二年生の果樹を、何とか毎年収穫できるよう挑戦したいものです。
受講のために家を出たときには小雪が舞って寒い出足だったのが、午後の畑での実習時には良く晴れて陽があたった背中がポカポカでラッキーでした。
センテイ(剪定)枝をセンテイ(選定)することから始まったのですが、これが難しい。
午前中の講義での「理論」としては解った(つもり)でしたが、いざナマの木に挑んでみたら
どこから手をつけたらいいのやら・・・
実の付き方は果物によってみんな違う、そして品種によっても違う場合もある、とのこと。
伸びた枝を切ればいいんだろう、などと気軽にやったら、柑橘などは全く着果しないですよ、と。
髪の毛を切るのとは訳が違いますね。
匠いわく「私が50年かかって勉強して蓄積してきたワザを、今日一日で教えると言うのは無理があります」
全く、おっしゃる通りです。
だから解らなくてもよい、とは思いません。
当然ながら全部の理解はできませんでしたが、言われたことを頭に留めて、それを基に自分で更に勉強して良い結果をだせるように頑張るようにしましょう。
詳細を書き込めるほど頭がまとまっていません。
教わったことの基本のキは「日当り、風通しの確保」です。
それにしても、ああ、当地特有の強い風・・
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