2012/02/06

桜切るバカ、梅切らぬバカ

伊豆ではいつもの年なら、あちこちでお花見での来遊客で賑わうのですが、今年はどこでも開花が遅れていたり塩害で枯れてしまったりで、主催者もお客さんもがっかりです。

沼津市井田(いた)の「富士山と菜の花」のお祭りも、今年は潮をかぶってしまい断念。
いつもなら海の向こうに雪を被った秀麗な富士、手前に黄色い菜の花で「井田」と描かれた田んぼが、春を感じさせているのです。

熱海の梅園ではようやくぼつぼつ開花とのこと。

わが家の梅は、ほころび始めました・・部屋の中で。


先日、剪定の実習でチョキンとした時の一枝を持ち帰ってコップの水に差しておいたものです。
平均ほぼ20度の室内で開き始めました。
うちの庭先のは、今年は花が見られそうに無いので、これで花と香りを楽しみます。


この枝が着いていた梅の木の様子を思い出しながら、山の桜の枝ぶりとをぼんやり眺めていて、また匠塾での講義を思い出しました。
剪定には着果(花)の習性を知らなければならない、と。

着果(花)の習性を言い当てているのが「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という言葉なんですね。
少々下品ですけど、剪定のコツを言い当てているんですね。

桜の花を楽しむには枝先を切ってしまってはならず、梅の実を収穫したかったら枝を剪定して新しい小枝を出させなくては着果しない、のです。

切るバカ、切らぬバカにならないためには、普段から周りの木々を良く見て木の姿を頭に入れておくことでしょうか・・・ぼんやり散歩していないで。

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