2011/11/21

ホウレンソウの種の蒔き方

9月下旬に蒔いたほうれん草は、なんともミジメな姿になったのですが、茎だけでもそれなりに美味しく食べられました。



こんな姿にした犯人も突き止めました。
シロオビノメイガという、やはり蛾の一種。
2匹ほど捕まえましたが、透明な体に頭から尾まで薄緑色の線が1本通った1cmほどの、言いたくないけどきれいな幼虫でした。

茹でたお湯の中にも2匹浮いていました、白くなって。

本来ホウレンソウにはあまり虫がつかないのか、調べても登録された殺虫剤はとても少なく、そして高価だったので、使うのは止めることにしました。
この害虫は、暖かい秋に発生しやすいとの情報もあったので、今年特有の現象かもしれない、とも思ったので。

実際、不安になるくらい暖かい。

11月も下旬に入ろうというのに、昨日は一日薄手の長袖Tシャツ一枚で過ごせました。
そういえば富士山の頭に載っていた雪もずいぶん減ってしまいました。

そんな中で今日は今期4回目(たぶん今期最後)の種を蒔きました。

ほうれん草は芽出しが難しく、なかなか全部発芽させることができないものです。
種を水に漬けてから冷蔵庫で4~5日冷やし、その後に蒔くと上手く発芽すると書かれたのを見、やってみると見事にそろって芽が出ました。

今年はこの方法で、発芽は成功しています。

ほうれん草の種は発芽を抑える物質に表面が覆われているので、水に漬けることでその物質を取り除くことができるのです。
ここまでは素人でも大概の人はやっています。
冷蔵庫を利用するのは、冬から春への季節の移り変わりを感じさせるのでしょうか。
これがポイントのようです。
冷蔵庫に入れる時に、乾いてしまわないようにお茶パックのような紙袋に入れてさらにポリ袋で被うようにしています。

今回は準備のタイミングが悪く、蒔くべき日の2日後に雨という予報で、そのため冷蔵庫に長く置いてしまい、出してみると小さな白い目がいくつか出始めていました。
冷蔵庫内でも発芽したなら、土の中で出ないことはないだろうと思えるので、蒔きました。

一応害虫対策に粒剤を土に混ぜ、蒔き溝をつくったところにほぼ2cm間隔で一粒ずつ蒔きました。
この蒔き方は初めてです。

今までは、条蒔きというのでしょうか蒔き溝の中にパラパラと筋状に蒔いていて、薄く蒔いたつもりでも込み合ってしまい間引きが大変でした。

農の匠塾でも、チンゲンサイの種を一粒ずつ蒔きました。
先日ネット上のあるサイトでも、ホウレンソウを等間隔に一粒ずつ蒔いてある画像を見て、ようやく考えを改めたのです。

せっかく匠塾で教わっていながら何をやっていたんだか。
どうにも「昔見たやり方」が古い苔のように頭に張り付いていて、困ったもの。

ところで、今売られているホウレンソウなどの葉ものの蒔き時は今が限界のようですが、真冬に食べる為の品種は別にあるのでしょうか?

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