収穫をずらすために少し遅く蒔いた枝豆です。
枝葉が大きく葉の色も濃くしっかりしている。
が、茂った葉を除けてみると・・実はほとんど無い。
あぁ、これがツルボケ?
同一の品種を同じ日に蒔いて、別の畑で生育しているものはちゃんと実がついていました。
草勢は小さめ、葉の色は薄い。
そうか、豆って植物のタネです。
エダマメって若い種を食べているんですよね。
植物に肥料を施したら茎や葉が生長し(これが栄養成長)、成長が終わるまでは種を作りません。
養分を抑えて育てれば、死ぬ前に子孫を残そうとして早めに種を作る(これが生殖成長)というのが大原則です。
だから豆類には肥料を十分に与えてはいけない、のです。
豆に肥料は不要ということは知っていても、何でなのかの理屈と結びついていませんでした。
今頃納得。
知っていたから播種時には肥料は使いませんでした。
なのに・・・
じゃぁ、どうして?
前作は直前までセロリを作っていました。
なかなか思うような太さにならなかったので、これでもかとばかりに化成肥料をやった記憶があります。
その肥料が残っていたんですね。
だから豆ができているものと比べて木の勢いも葉の色もいい。
これも納得。
豆には根粒といって根に小さな豆粒のようなものを作り、これがあるから人工的な施肥の必要は無いと解釈していました。
が、根粒に蓄えられているのはチッソであって、木の生長に必要な最低限の枝や葉を作るための養分であり、実をつけるための養分ではないのですね。
枝や葉を作るための最低限の栄養は自分で持っているので、それ以上の施肥は不要ということなのですね。
そうだったんだ!
収穫できないのは残念ですが、すっきりと理屈が「わかった」ことで心が軽い。
さて、肥料が残ってしまった畑で豆を作るにはどうしたら?
肥料を抜くための技術、こんどはこれが宿題です。
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