2013/06/18

調理法に悩むシャドウクィーンにレッドアンデス

北陸や東北地方でも梅雨入りしたようで、いよいよ本格的な雨季。
ちょっと体を動かしただけで汗が流れる、どうにも不快な季節です。
この時期畑では、じゃが芋の収穫の季節でもあります。

うちのは、もうちょっと先ですが、先日知人から収穫したばかりのじゃが芋をいただきました。
新品種の芋の収穫に感動して、おすそ分けをしてくれたのです。

種1個を半分に切って植えたら、そこから10個以上の芋が収穫でき、「じゃがいもって効率のいい野菜だねぇ!」と、それにも感心してましたっけ。

私も初めて見る品種です。
これはシャドウクィーン


えっ!と思うような色。
今までの常識ではとてもジャガイモには見えません。

ステンレスの鍋を使って茹でたら、茹で汁がきれいな青色になりました。
益々えっ!でした。

味は、あまり敏感ではない私の舌では普通のじゃが芋でした。

ちょっと調べると、この色はアントシアニンとのこと。
抗酸化物質を含む食品の代表として一時期もてはやされた赤シソ、ナス、ブルーベリー、赤ワインなに含まれるものと同じ色素です。

このじゃが芋の開発の狙いは、この「抗酸化物質」にあるらしいのです。
もともとのじゃが芋にもこの働きはあるのでは、と思いますが、より沢山、、ですか。
血管をより健康にするじゃが芋、ということかな。

これだけでポテトサラダを作ったらちょっと引いてしまいそうだけど、これも加えてキューブカットにでもしたポテサラならおしゃれな一品になりそうです。


もう一品。
こちらはレッドアンデス


これは美しい。
肌もツルツルで、写真を見るとりんごのようです。

こちらの色素はカロチノイド。
ニンジンなどと一緒です。
切ると中も黄色っぽく、見るからに美味しそうです。

この皮の色を活かそうと、皮付きのまま拍子木にカットして、フライドポテトにしてみました。
ほくほくして、きれいで好評でした。

新ジャガのうちは皮付きで調理できますが、日が経っても皮が使えるのかしら?
皮をむいてしまったら、せっかくのきれいな赤が無意味になってしまう。


シャドウクィーンもレッドアンデスも、今までのジャガイモに体によく働く色素を付加したということのようです。

結構なことと思えますが、肉じゃがや味噌汁の実にしたのでは芋が泣く。
新手のお料理を考えなくては・・

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