2011/03/16

こんなところにも「田舎暮らし」の良さが

東北での大地震とそれによる大津波が起きてから5日。
今日の伊豆西海岸地方は風は強いものの暖かな晴天ですが、震災の地は雪の舞う寒い日のようです。
硬く冷たい床の上で、十分な暖房や寝具も無く避難生活をされておいでの方には、心からお見舞い申し上げます。

原発が自分で建物を吹き飛ばし、恐ろしい勢いで放射性物質を撒き散らしています。
原発が作る電気で、普段は便利な生活をさせてもらっていたのですが、こんな犠牲を負ってまで造る必要があったのでしょうか。

幸いにして事故の地から離れている伊豆では、今のところ毎日3時間の停電という不便さだけに耐えれば通常の生活が送れます。
その停電も実際は行われていません。

同グループ内でも実施されているところは多いのですが、忘れられているのか、ここは免れています。
伊豆には大容量の電気を使う会社も工場も無いので、そのような地域まで停電させる必要もない、ということかな、と理解しています。
でも、いつ実施されてもいいようにそれなりの準備はしていますが。

昨夜は富士山の裾野辺りを震源とするらしい地震で、ここもかなり大きな揺れを感じました。
東北の地震が原因かどうかは分かりませんが、いつ大地震があっても不思議じゃないところに住んでいるのですから、避難生活の用意は必要です。

気持はあっても中々できませんでした。
買っておくだけでいい食糧の備蓄はできているのですが。

今回の地震でようやくお尻に火がついて、今朝飲み水をペットボトルにいっぱい詰めました。
外での煮炊きができるようにカマドも購入してありますから、これで当座はしのげるでしょう。
津波に呑まれたら元も子もありませんが、自分のことだけを言えば、うちは津波の心配は無いのです。

大きな災害を引き起こすのも自然現象ですが、季節なりの自然の営みも確かです。
次々に純白の花の数を増している、キヌサヤにサヤ(実)が着き始めました。
これは放射能汚染はありません。



実益と言うにはごくささやかですけれど、実りの最盛期には結構な収穫になるでしょう。
平穏な時には新鮮さが物を言う家庭菜園ですが、大きな災害があると物流が止まりますから、そんな時の庭先の一品は食糧として貴重なのです。

自給自足的な意味では常から田舎の良さを感じているものですが、計画停電実施から除外されたことも「田舎暮らし」で良かった!とちょっと皮肉にも聞こえましょうが、言えるようです。

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